” Mandalay : 上空から、地上からミャンマーを感じる”
中国から国境を越えてミャンマーに入ると、一週間前にいた中国の辺鄙な田舎のような風景が永遠と広がっている。そこから北部ミャンマーの首都 Mandalay に着くと、のどかな中級都市で、程よく道も整備され(砂埃すごいが)、不自由なさそうだが、野良犬の群れが街を徘徊しており、少々ミャンマーに警戒し始めていた。
ミャンマー(以前のビルマ)でヤンゴンに次ぐ第2の都市であり、人口は 927,000 人、2014年の都市圏人口は 2,140,000 人に上る。イギリスにより併合されるまで、ビルマで独立を保った最後の王朝(コンバウン王朝)の首都(1860年~1885年)であった。
また、現在のマンダレー地方域の区都である。マンダレーは国土のほぼ中央部に位置し、エーヤワディー川の東岸で、ヤンゴンの北716kmの乾燥地帯の中央にある。(Wikipedia)
マンダレー中心地からタクシーに乗り、しばらく行ったところにマンダレーを山の上から見下ろせるパゴダ(お寺)がある。
その名もマンダレーヒル。
高さ230mの山の上からマンダレーを見下ろせ絶景間違いなしとのことで向かうことに。しかしこの日はあいにくの雨。山の上は晴れていると信じていざパゴダへ!!

タクシーで山道を上がること数分。入り口のような場所が見えてきた。タクシーを駐車場に待機させ、中に入っていくと。。。
まずは、靴を脱ぐところから始まる。ミャンマー観光でパゴダを見ようと思うと、必ず裸足にならなければならないので、潔癖症の方には酷かもしれない。
素足でエスカレーターを上層まで登っていく。足が切られないように用心して登ること数分、ようやくマンダレーヒルの頂上にあるパゴダが見えてきた。

早速辺りを見回すとテンション上がる景色が広がっていた。360度パノラマでマンダレーを一望できるのである。下の4枚がマンダレーヒルから見える大パノラマの一部である。

高い建物がないため、超見晴らしがいいです。雲さえかかっていなければもっとよかったでしょう。しばらく景色を眺めつつ写真撮影しているとミャンマーの修行僧が近寄ってきました。
どうやら、英語が話せるようでしかも非常に流暢に話してくる。このパゴダについて、自分がなぜ仏門に入ることとなったのか、おそらくこんな話をしていたが、残念ながら一方的にマシンガントークされたので話がまるで入ってこない。。。笑
とりあえずありがたい説法に感謝の意をこめ、チェズンバ(ミャンマー語でありがとう)を復唱して去ろうとしたところ、写真も撮ってくれるとのことで、結局手を合わせてありがたく写真撮影に望んだ。
めちゃくちゃシュールな写真になったけど、ミャンマー僧侶のお願いを拒否して、天罰で野犬に噛まれてもあれやし、素直に従って手を合わせて旅の無事を願っておいた。

仏さんのバックにはネオンが輝いていて、チープ感が漂うが、あたりには真剣な顔つきでお参りしている方が何人かいらっしゃったので、ミャンマー流お参り法で旅の無事を祈願しておいた。
パゴダは、綺麗なタイルがはめ込まれた柱で支えられており、中央には真っ金金の仏塔がそびえている。裸足での移動なので足元が少しひんやりする。あいにく雨で濡れていたので、スケートリンクのようになっていて滑りながら移動していた。
下の通り、エレベータまで歩いて渡り下へと降りていく。降りるために1000K。なんでも金取るのは京都のお寺と一緒やね笑。
マンダレーヒルは以上で終了。タクシーでまた市内に戻りパゴダ巡りをスタート。
★Shwenandaw Kyaung
19世紀に在位したミンドン王の居住地。ミンドン王から王位を継承したティーボー王も瞑想のためこの場所を訪れていたそうです。
ここも素足での移動になる。床が少々小汚いので靴下を履いていくことをお勧めする。建物に入るのに数千K支払う必要がある。頑丈な木材で建てられており、内部には精巧な彫刻が施されており、見所満載である。当観光地の様子は以下の通りです。

★Atumashi monastery
上記のパゴダから歩いて数分のところにあるだだっ広いスポーツセンターみたいなところ。もちろん裸足で中に入る。中には特に何もなく、中央に仏さんが鎮座しているのみである。

★Sanda Muni Paya
真っ白のパゴダが整然と並んでいる様子に圧倒されます。マンダレーの主要なパゴダは基本徒歩で回れるので1日ゆっくり時間をかけて観光するとパゴダの建築美やミャンマーの仏教文化をゆったり鑑賞できるでしょう。
★ Mandalay 旧王宮

パゴダが集中してある区域から徒歩で旧王宮までいける。のこのこ歩いていると、後ろから野犬が追いかけてきているのがわかった。最初は気のせいだと思ったが、走っても野犬も走ってくるので明らかに自分らを狙っているのがわかった。なぜ狙ってきているのか不明だったが、もう迎え撃つしかないと、立ち止まって戦うことに。
かわいそうだが、石を投げ追い払おうとしたが、逆効果だったようで怒って吠えて走ってきた。噛まれて狂犬病になったらどうしようもないので、必死で逃げて旧王宮の入り口まで全力で逃げました。ミャンマーの野犬は可愛い犬ではなく、獣なのでむやみに戦おうとか思わない方が利口です。
旧王宮の入り口付近まできて、橋を渡ったら野犬は橋の入り口で止まったので、王宮から出るには別の出口を探さなければならなくなった。






王宮から出ると、もう野犬の姿はなく、タクシーでホテルまでトンボ帰り。
マンダレーは野犬が街を徘徊し、独自のコミュニティを築いている少々ヒヤッとする町です。町自体の雰囲気は比較的落ち着いているので、野犬さえいなければ素敵な町だとは思うのですが、、、
マンダレー編はここまで!!
マンダレーから長距離バスにて第二の都市、バガンへと向かう。ミャンマー旅にバガンは欠かせません。バガンの魅力を次回語ります。
では、再见!!
★おまけ
ミャンマーのビザ申請方法について語ろうかと思いましたが、ミャンマー旅最終回に語ろうかと思います。

