“虹色の山脈に感動”
今回は、七色の山脈が眺望できる『 張掖丹霞地貌公園 』について綴ります。
中国甘肅省のど田舎に位置する張掖市ですが、虹色の山脈だけで世界中から注目される観光地になりました。
日本の旅行会社でもツアーが組まれる程の待遇。万里の長城並みの扱いですね。
そんな近年一躍中国有名観光地の一つに躍り出たが、アクセスが悪くてなかなか行けない七色の山脈について紹介していこうと思う。
√ 張掖丹霞地貌公園概要
場所:中華人民共和国 甘粛 張掖市 粛南ユグル族自治県(下記地図参照)
営業時間:夏季7:00-18:00,冬季7:30-17:00
入場料:60元
歴史:百度参照
600万年前に形成された景観。映画のロケ地として使われ始め認知度が高まり、現在では世界中の観光客を惹きつける観光地となった。
行き方:百度参照
在張掖汽車西站から肅南県あるいは臨澤県行きのバスに乗車。
丹霞公園の入り口付近まで乗車し10元/人を支払い下車。

√ 張掖丹霞地貌公園 旅行記
・張掖汽車西站から公園入り口前までバス移動
▲張掖市内で見かけた『標準語を話してください』の注意標識
本編に入る前に、一旦寄り道します。
張掖バス停近くにて上記標識を発見。
シルクロード沿いを西へ進んでいくと、上記標識が増えていく。
いわゆる、各少数民族が話す言葉では公共交通機関のチケットすら買えない事を意味する。
▲張掖市内の様子
日本もアイヌや琉球の文化を軽視していた過去があり言う資格は無いが、中国の同化政策も少数民族の固有の言語や文化を軽視しており、標準語が話せないと公共交通機関すら使えないのはあまりにも可哀想。
まして56もの少数民族が暮らす国家なので、反感を買わないように宥和政策を取れば丸く収まるのにと単純に思いますが、中華思想がそれを許さないんでしょうね。
特に新疆や青海周辺で出会った少数民族の対漢族意識はひどく、私自身も漢族に間違われ、投石と鞭による暴行により一生の傷を負いました。みなさんくれぐれもご注意を。
では、本編に戻ります。
▲丹霞行きのバスに乗車
張掖市内からしばらくバスで走ると殺風景な風景が続きます。
荒れ果てた大地を横目に、バスは丹霞公園へ進んでいく。

・丹霞公園ガイド
▲公園入り口
公園入り口で入場券を購入します。(60元)
▲公園全図
入り口に乗り合いバスがあるので、乗車します。
8割ほど席が埋まったら最初の展望台まで乗せて行ってくれます。
公園内はかなり広く、各展望台が離れた位置にあるため、シャトルバスでの移動が不可欠です。
定期的にシャトルバスがやってくるので、乗り遅れても次の便を待てば問題ありません。
▲最初の展望台のトイレ。先に済ませましょう。
シャトルバスから降車後、長い階段を登り、最初の展望台へ。
▲色違いの地層が目視できる。素晴らしい景観
▲山がまるで波打っているような景観
▲橙色、茶色、赤色、赤茶色、灰色等で景色を構成。
▲ゴツゴツした岩山に囲まれます
▲世界でもこの様な景観は張掖だけでは?
再度シャトルバスに乗り込み、違う景観の場所へ向かいます。
▲到着
▲前の景観よりも急な傾斜の模様ですね
当然ですが自然の景観ですので模様は統一されておらず、景観ごとで変わるため、360度いくら見渡しても全く見飽きません。
▲人間の歯が突き出した様な岩山もあります
景観の模様だけでなく、とてもユニークな岩山も存在し、観光客を飽きさせません。
▲かなり遠くの岩山まで模様が続いており、この景観が如何に創られたか気になります。
そして、最後の景観スポットへ!再度シャトルバスへ乗り込みます。

▲前の景観までとは異なり、より間近で景観模様を鑑賞できます。
▲景観に合わせてしっかりオレンジ色のセーターを着てきました(偶然)
▲透き通った青空と日光で美しさが倍増!お見事!
▲この奇妙な大地がかなり遠方の山々にまで続いている。
▲この景観が自然のものだとは思えないですよね
▲夕方4時頃にもなり、景観のオレンジ色が強くなってきました。
▲最後のシャトルバスのバス停前の景観
最初から最後まで観光客を飽きさせない素晴らしい景観でした。
中国国内には、同じ様な「丹霞地貌」と呼称する観光地が点在しています。
広東省の丹霞山、福建省の泰寧、湖南省の莨山、貴州省の赤水、福建省の泰寧、浙江省の江郎山、江西省の龍虎山です。
上記は世界遺産登録がされており、この張掖丹霞地貌公園だけはされていません。
少なくとも私が赴いた世界遺産の広東省丹霞山よりは世界遺産の価値があると思います。
理由は、、、下記写真が当世界遺産の目玉だからです…笑
▲広東省にある丹霞山の目玉!男性岩!奇形すぎる
男性岩と女性岩が目玉で、男性の観光客も女性の観光客も写真撮影のポーズの仕方は一緒。
お分かりですよね。人間の本質はいくら繕っても所詮変態なのです。
アメリカ人とインドネシア人の友人と赴きましたが、下ネタは万国共通の笑いのツボだと改めて認識しました。笑
ちなみにこの奇形は人工物ではなく、自然の神秘が生み出した産物です。
▲入り口へ戻るまでの道
今回はここまで!
中国の自然の神秘は我々の想像をはるかに超えてきます!
中国国内を旅するたびに新しい中国と出会える。
中国ほど刺激的で感動と興奮をくれる国を私は知りません。
中国語が話せることも好きな理由かとは思います。
地方ごとで中国語の訛りも変わるため、その訛りの違いにもハマっています笑
元気なうちに中国全省踏破を目標に掲げます。
今後も中国の魅力をたくさん発信していきます。
ではまた次回!再見!
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