”中秋節快樂”
今回は、中国中秋節(9月13日)に香港島維多利亞公園で開催されたランタンカーニバル「 中秋綵燈會 」に赴いた内容を記録していきます。
未だ香港現代史上最大のデモが続いており、情勢が不安定ではありますが、毎年恒例の当祭典は無事開催される運びとなりました。
参加者が持参したランタンには、香港市民が唱える「五大訴求 時代革命」が書かれており、各々香港のために祈りを捧げておりました。
今回は、そんな毎年と若干雰囲気が異なるランタンフェスティバルを綴っていきます。
目次【本記事の内容】
✓ 中秋節とは?
東アジアの伝統的な行事の一つで、中国では法定休日の一つとなっている。
毎年旧暦の8月15日が中秋節で、日本の暦では9月〜10月に当たる。
上記出典:ウィキペディア
上の写真にある「月餅」を中秋節に食べるのが習わしです。
多種多様な味の月餅があり、香港では冰皮月餅と言う冷たい月餅が流行している。
私個人も冰皮月餅が一番好きで、楊枝甘露やチョコレート、様々なフルーツの味が楽しめる。伝統的な月餅と比べて万人受けする味で、胃もたれしないのも魅力の一つであろう。
中秋節の前後数日間は、香港各所で中秋綵燈會が開催され、多くの香港人が夜中まで家族や友人、恋人と一緒に過ごしている。
私は香港に来たばかりで、知り合いも少なく、人肌恋しい状態ではあったが、中秋節で盛り上がる会場に着くと、なんら寂しさはなく、一人でも楽しむことはできた。
例年、中秋節当日に「火龍の舞」が維多利亞公園で開催されるのだが、当不安定な情勢のため、今年は中止に。。。残念。
✓ 中秋綵燈會 について
開催時間や会場までのアクセス、並びに維多利亞公園の当日の会場の様子を綴っていきます。
1. 開催場所&日時
・場所:維多利亞公園
<アクセス>
- 銅鑼灣駅E出口から記利佐治街(Great George St)沿いを前進。
- 天后駅A2出口から左方向へ。興發街入り口から公園内に進む。
・開催日時
綵燈晚會:13.9.2019 (五) 農曆八月十五 8pm – 11pm
大坑舞火龍:13.9.2019 (五) 10:30pm – 11:30pm(2019年中止)
2. お祭りの様子紹介
銅鑼灣駅から会場までの様子も含めて写真付きで紹介していきます。
▲夜8時頃。すでに多くの人が維多利亞公園へ向かっています。
▲公園までの道のりには、一瞬デモ隊かな?と思うほど人が密集しています。
▲表玄関に到着!
上記アクセスでも紹介した通り、他にも入り口はありますが、こちらがメインゲートです。
多くの方がランタンを持参しており、中にはデモに関するメッセージが記載されたランタンを持つ方も散見されます。
▲幸運にも天気が良く、満月が綺麗に見えます。
雨天続きでしたが、当日は晴れてくれました。
▲メインのランタンの一つ。周囲には大勢の人が集まっています。
家族連れや、カップルが多め。中には、地べたに座り込んで団欒をしているフィリピン人集団もおり、かなり混沌としている。
▲メインアートのひとつ。こちらは中に入れるアート作品。
このアート作品の中に入るため10分ほど並ぶ必要があるが、夜は十分長いため、私は並んで入ってみました。
▲中には巨大なオブジェが立っています。
▲ランタンと月の組み合わせ
中は人でごった返しております。笑
ただ、幻想的な空間が広がっており、時間があれば拝見する価値はあると思います。
▲アートの中から盛り上がる会場が覗けます。
▲先ほどのアートの外に出ても、まだまだアート作品が続きます。
▲学生が製作したランタンの展示
▲煌びやかに輝くランタンストリート。
▲巨大な龍のランタンアート
上記ランタンアートの他にも多種多様なランタンが来客者を盛り上げます。
9月〜10月にこの様な大規模なイルミネーションを見れるのも世界的に珍しいのではないでしょうか。
次回は、一人ではなく、誰かと一緒に参観したいです笑
✓ まとめ
中秋節の夜を感動的な光の芸術で盛り上げる維多利亞公園(ヴィクトリア公園)のランタンフェスティバル。
情勢が不安定で、日常が混乱している香港ですが、中秋節は一瞬ではあるものの落ち着きを取り戻している様に見えました。
香港人の想いが、国際社会からの協力も相まって、香港にとって良い形で達成される事を祈っております。
当公園だけでなく、沙田や荃灣でも同じ様な展示を行っているそうなので、次回はそちらにも伺いたいなと思います。
では、今回はここまで!
今後も香港で何かしらイベントがあるたびに赴いて情報発信をしていこうと考えております。
また、私の状況が落ち着き次第、香港のデモの情報も合わせて発信できたらと思っております。
世界中から注目を集めている香港の今を発信することが、ブログを続けてきた私の役割の一つだと思うからです。
では、また次回乞うご期待!再見!
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