🇭🇰新型コロナウイルス疑惑患者になりました

“新型肺炎患者の二日間”

今回は、”新型肺炎患者”として隔離部屋生活を過ごした二日間について紹介していきます。

体調が心配になり病院に赴いたが、私の河南省脱出旅程を担当医師に報告したところ、その日のうちに隔離病棟に軟禁されてしまいました。

私個人としては、一旦様子見で帰宅させられると思っていた為、意表を突かれた形です。

では、新型肺炎の疑いを持たれた場合、どの様な検査を受けるのか、又費用や食事等の待遇面も綴っていきます。

隔離生活を経験した為、もう二度と同じ様な轍を踏まない様に徹底して肺炎予防を心がけていく予定です。

目次【本記事の内容】




✓ 治療を受けた病院

威爾斯親王医院(Prince of Wales hospital)

新型肺炎患者

1. 病院の場所

香港MTR馬鞍山線第一城駅で下車後、徒歩5分。

2. 費用(保険に関しても)

私は、香港市民だった為、費用は1泊+治療費で300香港ドル(4,000円ほど)

香港市民以外だと、同条件で6,000香港ドル(8万円)払っていたかもしれません。

符号者(香港居民)

新型肺炎患者

・非符号者(非香港居民)

新型肺炎患者

・保険に関して

病院に行く前に、貴方が加入済みの保険会社に電話をしましょう。

私が加入しているAIG保険は、当病院と提携していなかったものの、退院後に保険会社と電話で直接やりとりをしてもらい、キャッシュレスで退院できました。

先ずは保険会社に病気になったことを報告し、退院後の手続きに備えて書類をメールベースで送ってもらいましょう。

必要な書類は、診断証明書。

請求書清算は、後日病院から送られてくる請求書(PDF化)と申請書を保険会社に送るだけです。

 

3. 病院へ赴いたきっかけ

中国河南省から香港に帰宅後、咳が出始め、且つ肺に違和感を感じ始めました。

倦怠感も有り、ネットで見る新型肺炎患者の特徴と少々似ていた為、N95マスクを付けて病院へ赴きました。

ただ、発熱はなく、嘔吐もなかった為、私は新型肺炎では無いことを伝えられ、その日のうちに帰宅させられると勝手に思っていました。

この認識が甘かったと、今ではかなり反省しております。



✓ 隔離部屋への軟禁

病院で診察を受けて、問答無用で隔離、そして逃走、からの入院。

私の当時の心情も綴りつつ、新型肺炎患者がどのように隔離されるのか紹介します。

新型肺炎患者

19:30

先ずは、急病患者対応の病棟へ赴く。

正規の入り口とは異なる為、注意が必要。

分からない場合は、受付嬢が厳しめに教えてくださいます。

新型肺炎患者

先ずは患者登録を行います。

こちらで先ずは診察料である180香港ドルを支払いました。

現金、カード、支付寶どれでも使用可能です。

簡単に病状を伝えて、診察シートが入ったファイルと番号札を受け取ります。

新型肺炎患者

新型肺炎患者

患者さんは当たり前だが、皆マスクをしていました。

待合室で待つこと20分。

漸くお医者様とご対面。

血圧と体温チェックを行い、簡単に私は刺激的な春節旅を意気揚々と話しました。

お医者様の前には、湖北省の地図があり、広東語で指で場所を明示しながら説明しました。正直広東語でないと会話が厳しいように感じました。

新型肺炎患者

20:30

お医者様と看護師は笑みを浮かべ、私を再度待合室で20分ほど待たせた後、私を上写真の部屋に案内しました。

検査機器が格納されている物々しい雰囲気がある空間。

ここで私は3時間ほど待ちぼうけをくらいました。

さすがにワケありだと思い、外へ出ようとすると自力で開かない。

何かを察した私は、大声で開けるよう看護師に伝えました。

そして、看護婦が一言。

「今日貴方を帰宅させるわけには行きません」

私は、問答無用で隔離されたと確信し、一瞬思考が止まりました。



1. 隔離に対する拒否権行使

新型肺炎患者

23:30

看護師に対し、私は当日帰宅する意思を強く伝えたが、受理をしてもらえませんでした。

隔離病棟が満員なので、部屋を開けるまで待つ様に言われ、仕方なく再度待ちぼうけ。

最終的に、私には人権があり、拒否権があるはずだとお医者様と口論になり、結局私は「PCがあれば入院する。入院がいつまで続くか分からず、その期間学業や就職に支障が出る。PCだけでも取りに行かせてほしい。」と入院の条件を提示。

そして条件が受理されなかった為、警察を呼ぶと脅迫されたが、警備を走ってくぐり抜けて近所の家に一時帰宅。

(当然人との接触は全くしておりません。自己中心的な奴だと思われるかもしれません。ただ、突然海外で隔離され、スマホも電池無しで、情報源も家族や友人への連絡方法ないまま2週間以上過ごす恐怖を御考えください。)

PCと入院用の食料、衣服、N95マスクを持ち、30分以内で再度病院へとんぼ返りをし、自ら隔離部屋に入りました。

2. 隔離部屋を引っ越し

新型肺炎患者

24:30

お医者様と看護師は私が戻ってくると思っていた様で警察には通報していませんでした。

戻った私の手首に患者識別番号が付けられ、以降私は人権が無くなりました。

新型肺炎患者

25:30

上写真の部屋で再度1時間ほど待ちぼうけをくらい、時計の針は既に深夜1時を周っていました。

暫くして上写真の部屋から別の隔離部屋へと移され、その部屋で2時間待たされました。

03:00

私は部屋の電気を消して就寝していましたが、看護師が急にドアを開け、電気をつけ、強い口調で叩き起こして来たので、恐怖で今後の入院生活への心配が高まりました。

私は当日朝から何も食事を取っていなかった為、食事を要求しましたが、ビスケット5枚と水。

新型肺炎患者

05:00

結局その後ビスケットを少しずつ食べながら粘って起き続けました。

私の体力は限界に達していましたが、再度隔離部屋を移動に。

今度は12階の隔離病棟に移され、フカフカのベッドに横になることができました。

新型肺炎患者

隔離部屋に到着して間も無く、血液検査で採血、綿棒で体液採取され、検査中にいつの間にか夢の中でした。



✓ 新型肺炎患者 の待遇

1. 食事

07:00

新型肺炎患者

年めいた看護師の「早晨!(おはよう!)」という掛け声のもと、睡眠時間1時間ほどで起こされる。

朝ごはんは、オートミール

支給されたオートミールを半分寝たまま味もわからず口の中にかけこみ、食べ終わった直後に検査を受けたと記憶していますが、途中で寝落ちしました。

12:00

新型肺炎患者

看護師に再度起こされ目が醒める。

昼食は、飯、りんご、白菜、ベーコンのクリーム煮

二日ぶりにまともな食事にありつけました。

ただ、新型肺炎予防に必要な”免疫力”がつくメニューとは到底思えないのだが…と隔離患者が文句を言う資格も無いので、大人しく頂きました。

17:30

新型肺炎患者

PCで作業をしながら体調の回復を待っていたが、逆に熱が出始め怪しい雰囲気に。

1時間おきに体温を測りにくる看護師の機嫌が熱が上がるたびに悪くなっていく。

最高温度は夕食前の37.3度。(寝不足による体力低下と思われる)

夕食のメニューは、白飯、手羽先、青菜煮

昼飯より劣化しているのは明らかで、この食事メニューで”免疫力”が付くのかは疑問だったが、隔離患者に何の権利もないので大人しく頂いた。



2. 隔離部屋の様子

謎に包まれた新型肺炎患者の隔離部屋を大公開!

新型肺炎患者

上写真のように、隔離部屋は2重構造となっており、かなり厳重です。

看護師や医者は入室前に消毒してから入ってきます。

新型肺炎患者

朝、目を覚ました時の風景。

だだっ広い隔離部屋に一人だけです。

ここに約丸一日隔離されていました。

私自身ひとり旅歴が長いせいか、一人が好きなので意外と快適でした。

新型肺炎患者

以前、どんな病の患者が使用していたのか分からない怖さがある為、私は自分のベッド以外は全く触れませんでした。

部屋自体は非常に良い香りがします。

新型肺炎患者

新型肺炎患者

洗面所です。

結局、他の病気に感染するのが怖くて、トイレ以外は一度も使用しませんでした。

 

3. 隔離部屋からの眺め

私が撮影したのは完全に目を醒ました12:00頃〜夜20:00頃の風景。

12階から眺める正に香港らしい風景で、看護婦さんとの広東語練習と風景が隔離部屋の楽しみでした。

天気が良かったのは何よりの救い。

新型肺炎患者
昼の風景
新型肺炎患者
昼の風景
新型肺炎患者
夕日
新型肺炎患者
夜景



✓ 診断結果通知

20:00頃

新型肺炎患者

突然看護師さんが防護服なしで部屋に入ってきました。

そして一言、「Congratulation!

本日初めて見る看護婦さんが嬉しそうに流暢な英語で、私が「新型肺炎陰性」であることを知らせにきてくれました。

この瞬間ようやく私は自由の身になりましたが、

人間出るなと言われたら出たい、又は出ろと言われたら出たくなくなる生き物です。(私だけ?笑)

先ずは病室で柔軟をした後に、心配をかけた家族・友人・外務省領事・保険のお姉さんに私が「陰性」だったことを伝え、身支度を整えて隔離部屋からついに脱出しました。

新型肺炎患者

予期せぬ問答無用の隔離により、一時は2週間以上の拘束も覚悟しましたが、約2日間で解放されました。

12階から下り、1階の会計フロアで保険の手続きを簡単に済ませ、キャッシュレスで退院しました。

2019年は車体後部追突事故による頚椎捻挫スタートでしたが、2020年は武漢肺炎疑惑による隔離スタートでした。

来年こそは、事件に巻き込まれて病院のお世話になることがない様、渾身の祈りを捧げに寺に行って来ます…

新型肺炎患者

上記エピソードは決して誇張しておらず、つい先日の記憶そのままです。

新型肺炎に感染した疑惑を持たれると普通の扱いはされないので、くれぐれも皆さんは「手洗い、うがい、マスク、消毒液常時携帯、免疫力強化」は徹底して感染予防をしてください。

私は、隔離体験が強烈すぎて、今後隔離されるのが嫌で感染予防に努めています。

繰り返し言いますが、私の二の舞にならぬ様くれぐれもお気をつけください。

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