香港離島記:香港最南西の索罟群島攻略マニュアル

“香港最果ての地へ”

今回は、香港最南西地域に位置する群島:”索罟群島”を紹介!

香港最果て!”なんて、ロマン溢れる魅力的なフレーズですが、旅の約半分の時間は耐え忍ぶ非常に厳しい戦いでした。

索罟群島は、ランタオ島の南西に位置する群島で、大鴉洲や小鴉洲等の複数の無人島で形成されております。過去居住していた歴史はあるものの、現在は完全なる無人島です。

そこで、今回はネットをいくら探しても見当たらない貴重な日本語版”索罟群島への行き方”と、実際の風景等をまとめてご紹介致します!




目次【本記事の内容】

リンモクSNS情報

下記私のYoutubeチャンネルや各SNSでも、索罟群島を詳しく解説しているので是非ご覧ください!

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✓ “索罟群島”概要

香港最果ての島!と題した通り、香港島から南西方面の遥か彼方に位置する絶海の孤島。

普通は、興味も持たない無人島ですが、憎きコロナウイルスが私の旅行欲の発散機会を奪っており、もはや誰も行かない無人島に行く他発散する術がありませんでした。

簡単に索罟群島の紹介を下記にて行います。

1. 場所

索罟群島

場所は、登りごたえのある大東山や鳳凰山がそびえるランタオ島の南に位置し、北側が小鴉洲,南側が上陸可能な大鴉洲です。

大鴉洲、圓崗洲、小鴉洲、湾口洲、樟木頭、高排、竜船排、孖洲、圓洲、石洲、頭顱洲の島々からなる無人島で、観光は船着場がある”大鴉洲”にて行います。

2. 歴史

索罟群島

元々は漁民が住む長閑な島でしたが、70年代に勃発したベトナム戦争以後、島の様相が一変しました。80年代になると、元々住んでいた漁民は別の土地へ移り住み、ベトナム人難民が大鴉洲の約5,000人収容可能な難民キャンプで生活をするようになりました。

ただ、1989年に凄惨な暴動が起き、結果として96年9月には全島民が島を去ることとなり、現在はキャンプ跡地や居住していた形跡が残る廃墟等を残すのみとなっております。

✓ “索罟群島”への行き方

索罟群島

私含め野郎の冒険心をくすぐる香港最果ての地への行き方ですが、下記手順を追って準備すれば確実に索罟群島へ赴くことができます。

1. 下記船舶貸し出し仲介業者へ連絡

FLOATUDIO (電話:6628 1218 Sarah)

上記業者へ連絡し、料金を支払いさえすれば香港の秘境へと連れて行ってくれます。但し、少なくとも10人〜15人の仲間は欲しいところです。

Sarah さんは日本語が少し話せるので、広東語話せない方は是非日本語でトライしてみてください。

2. 人数集まり次第、船舶を選択

船舶の種類は、私が確認した限り三種類あります。

人数と予算に応じて選択ください。個人的にフェリーを借りたかったが、金額が高すぎるので断念。私は結局”船2“を選択。

船1:8人乗り船舶(四時間貸切)

価格:2,500HKD (34,000JPY)

索罟群島

船2:15人〜20人乗り船舶(四時間貸切)

価格:1,600HKD (22,000JPY)

索罟群島

船3:60ftフェリー(八時間貸切)

価格:6,800HKD (92,000JPY)

索罟群島

3. 業者指定の口座に振込し、予約完了

私は、銀行口座から業者指定口座に送金致しました。

業者側が受け取り確認して初めて予約確定ですので、船2船3のような人気の船が埋まらないうちに、早めに送金して予約を確定させましょう。

4.  グループメンバーに必要事項を伝え準備完了

主に下記内容を伝えれば問題ないかと存じます。

  1. 当日のスケジュール(下記参照)
  2. 当日の持ち物(下記参照)
  3. 中環—長洲島のフェリー出発時刻(リンク

★当日の概算スケジュールは下記となっております。

10:45 中環5號碼頭を出発。
11:30 長洲島に到着。昼飯と買い物を済ませる。
12:20 長洲公眾碼頭を出発。
13:20 索罟群島最大の島:大鴨洲に到着。
15:20 大鴨洲を出発。
16:20 長洲公眾碼頭に到着,解散。

★当日の持ち物

日焼け止め、虫除けスプレー、酔い止め薬(*重要)、食料と水(無人島なのでコンビニはありません)、水着(ビーチで泳げます)

後述しますが、酔い止め薬は必須です!!!

私含めた約80%のメンバーが苦しんでおりました(恐怖)



索罟群島”観光の様子

時系列に沿って索罟群島の探検模様を綴っていきます。

旅行記を綴っているだけで船酔いしそうなのですが、索罟群島の観光自体は非常に楽しいものでした。

12:20 長洲公眾碼頭

索罟群島

今回は、合計14人の船旅

私が到着した頃には既に予約した船が到着しており、比較的スムーズに乗車。

メンバーも全員ほぼ定刻通りに集まり、長洲公眾碼頭からいざ出発!!!

索罟群島

長洲島もあっと言う間にはるか彼方へ。

私は運転手の隣に席を陣取り、ゆったり一時間船旅を楽しむ予定でした。

索罟群島

こちらは船の操縦席。

船長がハンドルを偶に故意に手放したり、私に無理やり操縦させようとしてくる事もあり、茶目っ気溢れるおっさんで、”調子良すぎやろ”と序盤は笑っていたが、数分後シンプルに笑えなくなるのである。

索罟群島

理由は明らかで、重度の船酔いです。

船尾の席でぐったり死んでいるのが私。

確か出発して20分ほどで、かなり不味い状況に陥りました。

少しでも下に体勢を傾ければ、口からキラキラオロオロ出てきそうな気分でした。

索罟群島

そもそも定員15名ほどの小舟で大海原は無理があったのだろうか。

船が揺れすぎて、座っていてもバランスを保つのが難しいほど。

無事なのは、陽気な船長と日本人ブロガーの橘さん

ドローンを巧みに操り素晴らしい風景動画を投稿する橘さん。涼しい顔で乗船しており、船乗り経験でもあるのだろうか。

13:30 “索罟群島”に到着

索罟群島

(写真提供:Takuya Tachibana

1時間の過酷すぎる船旅を終え、先ずは酔い止め藥を一気飲み。

次からは事前に酔い止め藥を飲んでから乗船したいところ。

視界が安定しない状態が暫く続いたことで、休憩してから観光をスタートさせました。

索罟群島

私が港で休憩しているうちに、先頭グループが島の観光をスタート!

私も港で写真撮影に夢中だった第2グループと共に島散策をスタートさせました。

現在無人島とはいえ、以前は有人島だった為か、道は一部かろうじて残っていました。

索罟群島

越南船民羈留中心 に到着!

以前は、ベトナム人5,000名収容キャパを誇った施設がこちらにそびえ立っていたそうです。

1989年に島で暴動が起き、鎮圧後この島は無人島となりました。

詳しい歴史は下記URLの資料をご確認ください。

【探秘】大鴉洲船民營遺址

暴動鎮圧の際に使用した催涙弾や、銃弾(政府機構が後に演習で使用した銃弾と混在)が現在も確認できる。

索罟群島

(写真提供:floatudio

索罟群島

(写真提供:floatudio

索罟群島

殺風景な難民施設跡地を前へ前へ進むと、絡まりやすいツタと草木が隠す溝が邪魔をしてくる為、足元に細心の注意を払う必要がある。

索罟群島

(写真提供:Takuya Tachibana

空から確認すると、その広大な敷地面積から、5,000人も収容キャパがあった施設の面影を感じ取ることができる。

索罟群島

施設跡地横には、大海原が広がります。

体制の異なる赤い国が目視でき、ネットの電波も赤い国のものである。

赤い国の友人が、”香港を南進してまさか故郷の電波を拾えるとは?!”と興奮しておりました。

索罟群島

索罟群島

施設跡地は本当に足場が不安定なのである。

飽きるまで想い想いのポーズで撮影したのち、島の山を登り始めました。

索罟群島

既に長年の潮風で風化した傾斜のある道路を登っていく。

索罟群島

島の高台に登る途中に、パイナップルの様な果実を実らせる木が自生していました。

こちらは、現地語で假菠蘿露兜筋、野菠蘿と呼ばれる果実で、つまり偽パイナップル

食用として使えるが、アレルギー作用がある成分が含まれており、食前に塩水で浸すと軽減され、美味しく頂けるそうです。

索罟群島

高台に到着。

中央に見える小島:頭顱洲ですが、香港最南端の無人島と言われている。

有人島では、蒲台島が最南端でしょう。



索罟群島

高台に登ったのち、周辺には何もないことに気づき、下山して難民収容施設を横切り、ビーチへと向かいました。

完全に自然に飲み込まれた道の先に休憩所が見えるので、一先ず足元に気をつけながら直進してみました。

索罟群島

大型の動物は確認できませんでしたが、昆虫類がのびのびと生きておりました。

索罟群島

休憩所に到着。

綺麗なモデルが座ると、一瞬で映えるスポットに変わりそうなスポット。

私目線で申すと、座っているだけで虫が集ってきて落ち着けなさそうな休憩所である。

索罟群島

過去多くの人が往来していたと思われる場所は、完全に自然と一体化しております。

個人的に、この写真がこの島で撮影した物の中で一番好きです。

索罟群島

ツタまみれの道を横に下っていくと、ビーチ手前に天后廟が現れます。

索罟群島

帰り、荒波で船が転覆しないことを一先ず祈りました。

索罟群島

定期的にこの島に寄る方が手入れしているのだろうか。

中は全く荒れておらず、誰かが定期的に立ち寄っている様な雰囲気を感じ取りました。

人が居なくなっても、航海の神様はご健在の様です。

索罟群島

天后廟から見えるビーチに到着。

私は香港の各無人島で必ず泳ぐほど泳ぐの大好きで、今回も家から水着で来たほど準備満タン。

早速ゴーグルと水中カメラをカバンから取り出し、大海原へと繰り出す。

索罟群島

索罟群島

正直水中は全くと言っていいほど何も見えない。

砂浜近くでは魚も目視できた様ですが、私は結局目視できず少々残念でした。

他の無人島は綺麗な海で泳げるのにも関わらず、なぜ索罟群島の海は濁っているのか。

索罟群島

同行してくださった博識な帥哥さんが、珠江デルタから流れてくる土砂の影響によるものでは?と推察しておりました。

確かに珠海や澳門周辺の濁った海水が流れてきても可笑しくない場所に位置しています。

索罟群島

暫く濁った海で水泳を楽しみつつ、泳ぎながら周辺を探索しました。

索罟群島

泳いでたどり着いた先に、古い桟橋を発見。

高さ的に一目見た瞬間、飛び込みたい衝動にかられ、桟橋を走ってダイブ!

思ったより水深が浅く、着地時に足が底に着いてしまうほどでした笑

ただ、桟橋先端の表面を見る限り、昔は船を付けられるほど水かさが高かったのでしょうか。

15:30 “索罟群島”大鴉洲を出発

索罟群島

運転手のおっさんを少々待たせてしまい、おっさん自らビーチに近い港まで船を付けにきてくれました。

素晴らしいお心遣いに感謝。

恐らく二度と来ないであろう索罟群島に別れを告げ、地獄の航海Part2を開始。

索罟群島

さようなら、索罟群島大鴉洲

これと言って特徴はなかったが、有人島が無人になった数十年後に如何に変貌するかを教えてくれる教材みたいな場所でした。

又、この島に来ること自体難しいことから、来ることに価値がある場所だと思います。

索罟群島

再度1時間の地獄の航海スタート!

船は再度荒波へと突っ込んでいきます。

行きよりも荒波の荒れ方が尋常ではなく、波のしぶきが船内に入ってくる勢いだった為、透明のカーテンで客室入り口をガード。

転覆一歩手前の揺れ方をしており、香港ディズニーの刺激ゼロのアトラクションより断然楽しいことは間違いない。

索罟群島旅の醍醐味はある意味往復2時間の船旅にあるのかもしれない。

もう二度と挑戦したくはないが(笑)



16:20 長洲公眾碼頭に到着

索罟群島

長洲島に到着!

避風塘の内側に入れば波の心配もなく、船内は落ち着きを取り戻しました。

私は結局終始目をつぶり、激しい揺れに逆らわず、じっと1時間耐え続けておりました。

香港でまさかこの様な大航海を経験するとは…

索罟群島旅はこれにて終了!!!

これ以上の大冒険は香港中探しても他に無いのでは…

私/俺の方が凄いという方!挑戦お待ちしております(笑)

次回以降も普通の方は行こうとは思わない香港の離島や山を紹介していきます。

では、また次回!再見!!!

✓ 関連リンク

🇭🇰魔鬼山山頂(Devil Peak)へハイキング!

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