“燃ゆる無人島”
今回は、真っ赤に染まる無人島:”赤洲“への行き方と島の様子をご紹介します。
赤洲は英語名:Port Island と言い、島全体が真っ赤に染まる不可思議な無人島です。
私自身、香港の山や離島に行き尽くした感があり、何も考えず無人島を検索したところ、赤洲が面白そうだった為、行き方を調べ、特に仲が良いメンバーを揃えて行きました。
日本語での行き方指南が皆無だった為、私のブログで多くの方が赤洲に行ける事を願い執筆していきます。
目次【本記事の内容】
リンモクSNS情報
下記私の各SNSでも、赤洲を紹介しているので是非ご覧ください!
Youtube: Lingmuk リンモク
Twitter: Lingmuk @香港
Instagram: Lingmuk.hk
✓ “赤洲” 概要
1. 場所
赤洲は、美味しいミルクティーやキャンピングで有名な塔門島の北側に位置し、西貢の黃石碼頭から船で20分程度で行けてしまう立地です。
実際、船と人さえクリアできれば何ら行くのは難しくなく(この二つが揃わず、赤洲の秘境具合をあげている説)、誰でも絶海の孤島に行くことができます。
2. 歴史
赤洲は、1979年にSSSI:特別自然環境保護区に指定されており、地質学的に貴重な島となっております。
そもそもなぜ島が赤いのか?
古代火山活動によってもたらされた堆積物に含まれる鉄分を多く含んだ鉱物が酸化し、堆積物同士が吸着しあったことで赤い大地が出来上がったとのこと。
又、中国南部に見られ、世界遺産にもなっている中国丹霞(たんか)と同様であることから、“海上丹霞”とも呼ばれている。
私自身広東省韶關市に位置する丹霞地貌公園を訪れた際、世界有数の奇妙な自然造形物の一つが、私の友人の野郎共を大興奮させておりました…汗
参照:海上丹霞地貌–赤洲
✓ “赤洲” への行き方
★当日の概算スケジュール
- 彩虹站近くのバス停で、96R 黃石碼頭行きに乗車。
- 約1時間で黃石碼頭に到着。
- 午前10時半ごろに船長と合流。
- 11時ごろに赤洲到着。
- 14時ごろ赤洲観光が終了し、船長を呼んで塔門島へ移動。
★船長の予約方法
上記の陳さん(電話:6015 1890)に、予約日時と人数を伝えれば予約可能です。
基本広東語でのやりとりになる為、言語面に不安ある方は、香港人の友人に頼りましょう。
料金は、黃石碼頭—赤洲で1,000HKD(14,000JPY)ほどでした。
10人は乗れる為、最安で一人100HKDで赤洲に行けます。
私達のようにアイランドホッピングご希望の方は、船長に伝えれば上記と同価格で塔門島まで乗せて行ってくれます。
では、赤洲の旅模様を下記していきます。
✓ “赤洲” 観光の様子
9:00 黃石碼頭
当日早朝はかなり曇っており、天候を心配しながら船長を待ちました。
メンバーも徐々に集まりだし、メンバーの内の二名が寝坊して来れない事が確定した為、仕方なく置いていくことに決定。
黃石碼頭周辺には、路上売店やコンビニ等の施設がなく、飲食類はバスに乗る前に調達しておくべきです。
当然のことながら、赤洲は無人島で何もありませんので。
10:00 黃石碼頭
集合時間10時頃になると、天候も好転し始め、島巡り日和になってきました。
運転手に電話でコンタクトを取り、黃石碼頭の乗り場に船を付けてもらいます。
そして、いざ出発です!!!
序盤からスピードを上げ、黃石碼頭も数分で遥か彼方へ…
15分程度で島の目の前に到着。
ビーチがある”流水坑氹“に船を付けてもらい、島へと上陸することに。
上陸場所がかなり不安定で、岩肌剥き出しの港に船を寄せ、慎重に上陸していきます。
この時点で冒険心をかなりくすぐられますよね!(私だけ?!)
上陸した先には、透明度の高いビーチが有りました。
私は、毎度の如く無人島へ赴く際は、終始水着を着用して島巡りをする為、今回も泳ぐ気満々!!!
ただ、一先ずは上陸したばかりの真っ赤な無人島を探索することに。
既にビーチでテントを張るグループが来ており、キャンプも出来そうである。
無人島キャンプ!憧れますよね。
赤洲には、コンクリートの舗装道が一部に敷設されており、舗装道に沿って、島の高台へと歩みを進めていきます。
高台に登る階段の傾斜に度肝を抜かれるので、慎重に登っていきましょう。
高台に到着。
透明度の高いビーチと、ゴツゴツした赤い岩肌が独特な景色を創り出しています。
そして一行は、舗装された道を辿って島の奥へと足を踏み入れていきます。
島の奥へ進むと、赤洲の海岸線と大海原を一望できる高台に到着。
赤い岩石が海面から露出しており、他の無人島では見ることが叶わない景色に圧倒されます。
絶景、絶景、ゼッケェェイ!
岩肌の赤色と木々の緑以外何も無い、ダイナミックな風景。
標高131Mの山がそびえる赤洲。
結局登山ルートを見つけ出せず、登山は断念。
ただ、海岸線の景色は圧巻!!!
海面から突き出した赤い岩石に荒波が押し寄せる様…何時間もぼーっとしていられる大自然剥き出しの絶景。
海岸線を望む高台へと足を進めると、断崖絶壁から海岸線を見下ろせる。
一歩足を踏み出したらあの世行き。
この刺激を一度味わうと辞められなくなってしまう笑。
ある意味私は病気なのかもしれない。
断崖絶壁で写真撮影を楽しみながら、大自然を心行くまで満喫。
ここでは香港の携帯電波を使えず、赤い国の電波なら拾えます。
実際、ローミングすればインターネットを使える為、ネットに不自由は感じませんが、幸いメンバーに赤い国の友人がいた為、調べごとは彼に任せました。
人工物がほとんどない無人島。
香港は、無人島へのアクセスも簡単で、船とメンバーさえ集まれば約260ある島に気楽に遊びに行ける(大部分が船着場が無く上陸不可だとは思うが)。
香港は私を飽きさせません。
海岸線を見下ろせる高台付近には、美しい花々も咲き誇っています。
中には、自生しているミントもあり、付近にはいい香りが漂う。
約2時間ほど島を探索し、私たち一行はビーチへと戻り、昼食休憩をすることに決定。
ただ、私だけは飯より先に、綺麗な海にダイブ!!!
赤洲の海は透明度が高く、塔門島・橋咀島・東平洲等の西貢付近の島々の海は、基本素晴らしい透明度を誇っております。
私が泳ぐ背後に見える陸地は、現在距離的には近くとも、行くことが叶わない深圳。
50年代から改革開放に到るまで、対岸から多くの人々が、諸々の社会情勢の混乱を理由に、香港へ海を泳いで渡ってきたというが、この島も香港サイドへ到達するための中継地点だったのだろうか…と想いを馳せながら帰りの船を待つ。
大陸の友人から電話を借りて、再度船長を呼び、島から脱出へ!!!
電話してから約30分ほどで赤洲まで来てくれました。
14:00 赤洲を脱出!
私たち一行は、赤く奇妙な島:赤洲を脱出!
再度出発地点の黃石碼頭へ戻ると、1時間ほどバスに揺られ、退屈することは容易に想像できた為、赤洲の南に位置する有人島の塔門島へアイランドホッピング!
料金は前述した通り、同価格の1,000HKDで乗せて行ってくれる為、私は赤洲→塔門へのルートをお勧めします。
帰りは、塔門から馬料水(中文大学付近の港)へ公共の船が出ており、最終便までウニチャーハンや美味しいミルクティーを味わいつつ、引き続き島旅を楽しめるかと思います。
今回はここまで!!!
次回も、誰も行かないような香港のスポットを紹介していきます。
では、また次回!!!再見!
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