“遠泳島渡り”
今回は、対岸から歩いて上陸できるにも関わらず、完全に陸の孤島と化している無人島:”綠蛋島“をご紹介!
基本は船を貸し切るか、カヤックに乗ってパドルを漕いで上陸する方法が一般的だが、私は徒歩で危険な道のりを進むことに。
また、綠蛋島周辺での潜水や水上コンビニの紹介など記していきます!!!
目次【本記事の内容】
リンモクSNS情報
下記私の各SNSでも、綠蛋島を紹介しているので是非ご覧ください!
Instagram: Lingmuk.hk
✓ “綠蛋島“概要
1. 場所
清水灣郊野公園の東に位置しています。
清水灣郊野公園自体は、アクセスが簡単で、気軽に楽しめるハイキングコースです。
ただ、”綠蛋島”へ辿り着くまでが困難を極め、正直言うと初心者の方にはお勧めできません。
なぜなら、清水灣公園から確立したコースが整備されておらず、”綠蛋島“の方角に続くと思われる道を辿っていく他ありません。
その為、カヤックで辿り着くか、船で上陸するかの2パターンが一般的です。
2. 歴史
Google Map に記されている綠蛋島と言う名称は、新しく付けられた呼称で、元々の名前は”爛排“と言います。
上から島を見た際に、島の形が卵系で、黄身の位置に森が有ることから、綠蛋島と別名が付けられそうです。
2013年、ある登山好きな香港人のKOL(発信者)が、個人のサイトで綠蛋島と命名したことから始まり、以降来島者が増加して定着してしまったとのことです。
私もいつか島を命名して定着させてみたい…笑
KOLとして嬉しさの極みでしょうね。
【行山】綠蛋島何時紅起來?資深山友7年前命名 爆林開陸路登島
✓ “綠蛋島“への行き方(陸路編)
カヤックや船での行くのはレンタルするだけなので簡単。
下記では、陸路で綠蛋島に到着する方法を記していきます。
★陸路で綠蛋島に到着する方法
- 觀塘站付近から小巴103清水灣方面へと乗車
- 到着後、清水灣公園のハイキングトレイル方面へ向かう
- 清水灣〜龍蝦灣のハイキングトレイルに入る
- トレイルの途中で、傾斜のある獣道へ
- 四苦八苦しながら綠蛋島到着
1. 觀塘站付近から小巴103清水灣方面へと乗車
觀塘站のD4出口を出て真っ直ぐ直進すれば到着します。
15分ほど待つと、小巴103が来たため乗車。
2. 下車後、清水灣公園のハイキングトレイル方面へ向かう
清水灣~龍蝦灣へのハイキングトレイル入り口まで、約20分ほど歩きます。
若干歩くため、キオスクで飲み物や食べ物を調達。
こちらで飲食もできるので、時間に余裕がある方は是非何かお召し上がりください!!!
3. 清水灣〜龍蝦灣のハイキングトレイルに入る
比較的簡単なハイキングトレイルです。
階段は多いものの、段差の高さも普通で、道中休憩しながら誰でも楽しめるコースです。
コースは簡単ですが、眺めはかなり美しい。
私が訪れた日のように、天気が良いと美しい景色を見ながらハイキングを楽しめます。
道中、簡単すぎて拍子抜けしましたが、難なく絶景ポイントに到着。
清水灣付近に点在する小島群を眺められます。
ハイカー達は絶景をバックに、各々ポーズを決めて写真撮影。
私は適当にそれっぽい感じで記念撮影。
実際、ハイキングの山場はこれからなのである。
4. トレイルの途中で、傾斜のある獣道へ
絶景スポットを過ぎて、暫く歩くと綠蛋島が目視で確認できます。
ただ、未だ島までかなりの距離が有る事は、容易に想像つくかと思います。
この景色をしっかり覚えておいてください。
脇道に沿って下って行きます。
こちらが綠蛋島への入り口です。
道を下っていくうちに分かってきますが、雑木林をかき分けながら道に沿って進んでいきます。
アドバイスとして、長ズボンを着用して行った方が、私の様に足が傷だらけにならずに済むかと思います。
狭く、険しい道のりを草木をかき分けて直進して行きます。
おそらく多くの方が、徒歩で来た事を後悔する可能性が高いですが、綠蛋島到着後の達成感は、船の何百倍も有るはずです。
私は徒歩で訪れる事を推します笑
雑木林を歩くと、岩の上で休憩できる場所にたどり着きます。
そこから眺める景色が…絶景!!!
ただ、視線を下にやると、ボリューム多めの雑木林が待ち構えています。
諦めず、生い茂る雑木林に足を取られますが、綠蛋島を目指して歩いて行きましょう。
果敢に挑んでいくと漸く砂浜が見えてきました、到着です。
5. 四苦八苦しながら綠蛋島到着
ついに綠蛋島の対岸に到着です!
あたりにはテントを張る者や、カヌーを楽しむ者等、賑わいを見せておりました。
✓ “綠蛋島“観光の様子
私のYouTube Channel でも綠蛋島を紹介しています。
良かった是非ご覧ください!
さて、長く険しい道のりを通った先に現れた綠蛋島!
綠蛋島の楽しみ方を簡単に写真付きで説明いたします。
先ずは、身支度から。
体全体に日焼けクリームを塗りたくり、防水カメラとゴーグルを用意し、サンダルを履きましょう。
荷物は、砂浜近くに有る雑木林に隠し、いざ綠蛋島へ!
実際、水深は膝の高さまでしかなく、徒歩で綠蛋島に上陸可能です。
ただ、足元にはウニや鋭利な石が落ちている可能性もあり、サンダルを履いて行きましょう。
綠蛋島に上陸直前に興味深い船を発見!
こちらは、水上コンビニで、水や炭酸飲料、ビールを購入可能。
綠蛋島に到着するまでに、水を全て飲みきってしまっていた為、水上コンビニで水のボトルを一本購入(10HKD)
泳いでいると気付かぬうちに、脱水症状になる可能性もあり、事前に水分補給も忘れずに。
ついに無人島:綠蛋島に上陸!
清水灣から1時間半ほどかかりましたが、疲れて休憩する暇はない為、島の頂上を目指して登って行きます。
綠蛋島一番高い地点に到達すると、島全体を一望できる高台が現れます。
数分後に泳いで渡ることになる小島も眺める事ができ、綠蛋島周辺の規模感を理解できます。
綠蛋島の高台では、特に何もすることはなく、多くの方は写真撮影を終えると、周辺の小島に移動します。
綠蛋島の調査を終えた私は、早速綠蛋島周辺の水中調査を開始!
正直綠蛋島に有る砂浜にて、テントを張ってのんびり朝まで過ごすのはかなり楽しそうである。
後述するが、周辺にはウニや魚が多く生息しており、食料も自給自足できそうである。
いつか綠蛋島でキャンプをしてみたい!!!
綠蛋島周辺で潜水調査を開始!!!
訪れた当初は夏真っ盛りの8月で、水温も適温で快適でした。
小島A
小島B
小島C
私は綠蛋島周辺の3つの小島を泳いで巡りました。
一般的にはカヤックをレンタルして巡るのがベストですが、金銭的に余裕がある訳ではない私は、泳いでアイランドホッピング!
続いて、水中に生息する生き物を紹介していきます。
・ウニ(海膽)
綠蛋島周辺で最も多く見られたのがウニ。
食べきれないほど繁殖しております。
・サンゴやなまこ(海鼠)
海鼠も多く見かけました。
多種多様なサンゴも多く見られ、ひたすら潜水しては面白い形のサンゴを探して映像を撮っておりました。
・甲殻類
蟹も見られました。
砂浜で見かけるものより、少々大きめです。
・魚群
美味しそうな魚の群れも多く見かけました。
綠蛋島…テント張って普通に住めそうですね。
最後に、上述した小島Cで楽しめる自然の“アトラクション“をご紹介。
美しい海を泳いで、先ずは小島Cへと向かいます。
小島Cには大岩の切れ目に謎の入り口があり、泳いで中へと入って行けます。
既に先客がいました笑
狭い空間に波が押し寄せることにより、波の高さが増幅され、自然”波のプール”ができておりました。
波のプールを創り出す岩の切れ目の大きさはかなり大きい。
しばらく波に流されながら写真撮影を楽しみ砂浜へと戻りました。
帰り道は当然来た道を戻らねばならず、今度は雑木林を登って行きます。
何時間も泳いだ後でしたが、不思議とあまり疲れておらず、ノンストップで元の清水灣のハイキングコースへと戻りました。
約1時間ほど歩けば龍蝦灣まで到達するので、無心になってゴールに向かって歩いて行きましょう。
龍蝦灣に到着すると、清水灣まで登り道を歩く必要があり、相当大変ですが夕食乾炒牛河食べれると思ったら頑張れるはず(私だけ?笑)
清水灣へと徒歩で戻り、Diamond Hill 行きのバスに乗車。
綠蛋島旅はこれにて終了ですが、ある程度体力がないと厳しいかもしれません。
体力に自信がない方は、カヤックや船をレンタルしましょう。
今回はここまで!
次回以降も、香港在住者があまり行かなそうな場所を紹介して行きます。
ではまた次回!再見!!!
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